IGYO10さん

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◆ブレスオブファイアⅣ うつろわざるもの◆

ゲームアーカイブスで購入、バッドエンドで終わってみました。

・ストーリー
骨組みはすばらしいのだが肉付けがいまいち。よくよく考えるとディスク一枚でこのボリュームなのはすごいともいえるが…ここまで省くなら二枚にしてもよかったのでは…。

それぞれのエピソードに関するイベントや説明が薄いorないため、BOF4独特の世界(世界そのものの完成度は高い)に入りづらい。
ex.敵側の兵器である呪砲に関する説明がだいぶ終盤にならないと詳しくなされないため、その前の「呪い」やその犠牲に関するイメージが曖昧なまま進むこととなる。


心理描写がところどころ省かれるためどうして主人公達がそうしたかという根拠が把握しづらい。流されてるだけなのではないかと思うこともしばしば。主人公無言設定を否定する人々はここのあたりが納得いかないのではないかと感じる。
個人的には(上述のように不満なところはあるものの)リュウが話さない=プレーする我々と同等の視点(すなわち、世界について何もわからない状態からはじまる)でゲームを進めていけるので個人的には好印象。ただその他のファクターで説明をしなさすぎて結局のところ置かれている状況や次に何をすべきかわかりづらい。だからこそお使いゲーのような末路になったのかもしれないな…。

その反面フォウル編はフォウルが思いの丈を語るシーンなどが見受けられるので状況を理解しやすく、メインのリュウ編よりこちらのほうが進めたい気持ちに駆られる。


話の進め方はいまいち。お使いがテイルズ並、もしくはそれ以上に多くテンポが悪い。リュウ編は「○○をするために△△が必要だから□□に行きなさい」の繰り返し。
所々にミニゲームが挿入されているのもテンポを悪くする一因であろう。ただミニゲームそれぞれの完成度はなかなかのもの。ただ量が多いのは個人的に「もういいよ…」って感じ、特に砂船(後述)。


・キャラクター
敵味方ともにだいぶいい。1人1人がしっかり役をこなしているので、空気キャラがいない。リュウ編でメインとなるのはニーナとクレイなのだが、その場でメインにならないキャラクターはキャンプでしっかりフォローアップができるようになっている。

ただ上述の通りイベント前後の説明や描写が少ないため生かしきれてない印象もある。仲間キャラでいうとアースラか。終盤の会話に対しては伏線があればなおよかった。

敵側も多少説明不足の感?皇帝はわたし、あれでよかったと思います。13代目なんてもうあんなもんだ。


・戦闘
おもしろい。エンカウント率がそこそこあるだけに単純な手順のみだとダレてしまうのでコンボやラーニング、伝承技(あまり使ってないけれど)、戦闘アイテムなどがかなり充実していたのはポイント高め。
またキャラによる個性が大きく、戦略の幅があるところも高ポイント。
あのタイプの前衛後衛制も斬新。

ひとつ欠点を言うなら技の説明がわかりづらいことか…HP依存って多いか少ないかどっちなの。


・操作
かなり悪い。
全画面通してキーレスポンスは悪い、視点の切り替えはかゆいところに手が届かないという感じ。視点変更をしても死角が多すぎるうえに町の構造も何故か無駄に立体的な構成なので頻繁にクルクル回さないと慣れるまではうまく進めないのでストレス。
で、この操作性で砂船を走らせろと言われても…という感じだったので砂船はひたすらいらいらしました。
同年に出たFF9を思うとこの点はだいぶ粗末。


・ダンジョン
単純で短い。そこまで難関ではないので謎解きしたい人には向かない。
RPG慣れしているとえ?これで終わり?という感じの長さが多い。お使いが多いからそれでいいのかもしれない。


・音楽
よい。雰囲気にしっかりマッチしている。
哀愁の漂う音楽がシナリオとよく溶け合っている。


・やりこみ要素
全く触れていないのだが割とある、と思う。GEでやるときはやりこんでからやろうかなと思います。



・総評
鬱ゲーwikiに載っていたのでプレイしてみたが、たしかにこの穏やかな世界観にそぐわぬ生々しいイベントはくるものがある。
ただ先に述べたように説明不足、エピソードが薄い。よって鬱イベントとはいえど五感に訴えかける程度で、心のそこまで抉り取るレベルではなかったかな、と。そこだけが遺憾。
描写次第では相当えぐくできそうな気はした。じゅうぶん五感だけでもえぐかったけどね(効果音とか)。

そんな残酷な描写を淡々としてくださったあたりが印象に残っているので、ユンナ様はかなりお気に入りです。



総合評価 ★★★☆☆