IGYO10さん

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◆銀河の三人 レビュー(前半)◆

 すっごい量書いてたんですけど、急にタッチパッドが暴発して一瞬にして下書きごと消えたのを書き直してるので、ところどころ気力がそげているかもしれません、というか、めっちゃそげてるので、ぬけぬけです。かなしい。だけどそのおかげで簡潔になったのかもしれなくて、あーもー、にこにこ。こんばんは。だけど結局長いので、分けました。

 レトロフリークの使用感もかねて、スクリーンショットなど数枚撮ってみました。あまりペタペタ写真貼ったことがないのですけど、絵があるとやはりイメージしやすくて、いいですね。グラフィックで時代も醸し出せますし、なによりわたしがたぎります。

 そうだそうだ。最初にお話しておきますと、とくに主人公の名前が決まっていないゲームでは名前をすべて「リン」で統一しています。おとこでもおんなでも使えますし、響きがすきだからです。ですのでスクリーンショットなどで「リン」と出てきたら「主人公かな」と思ってくださいまし。そのおかげでサガ2の第四世界でめっちゃ混乱したのだけれど、こりてません。さらに余談なんですけど、創作するとだいたい主人公「リン」だ。よっぽどすきなんでしょうね。いきおいあまって産まれてくるこどもにもリンってつけそうですね。産まれる予定はないですけど。

 

 さて本題に入ろう。今回レビューするのは1987年に発売したファミコンRPG「銀河の三人」である。1987年というとファイナルファンタジー生誕の年であり、同じくドラゴンクエスト2が発売された年である。それに加えてなぜか銀河の三人はあまりコマーシャルされなかったらしく、世に名を轟かすことはなかったようだ。 だがこの作品は他にはない独特の魅力を持った一本だと強く感じた。ファミコンのソフトを遊ぶのは(他機種への移植作品を除くと)これが初めてであるし、だいいち1987年には生まれてないし、実機でもないから生意気だと感じる方もあるかもしれない。それを承知でレビューをしていく。

 このソフトのパッケージは「デビルマン」などでおなじみの永井豪さんが描かれていて、見ておわかりのように非常に熱く、いきおいのあるイラストになっている。

  これを見ると劇画調で、すっごい肉弾戦っぽい。赤い背景と青い服が、対照的に映り、主人公側の青が圧されている印象を受ける。それにファミコンらしからぬグラフィックをしていて、これをどうやって表現するんだ!?という疑問がただちに浮かんでくる。銀河の「河」に☆が入っているのも、なんだかレトロゲーっぽいノリでいい。さらに失礼を承知で申し上げるなら、後ろの少年がめっちゃそそっかしくて弱そうだし、ヒロインがファミコンにしてはセクシーすぎる。

 しかし実際は、このゲームは肉弾戦ではなく、劇画調のキャラクターも出てこない。主人公たちはガ○ダムのようなメカ「ライーザ」で戦うし、絵柄も初代ガン○ムっぽい。少年はそそっかしいものの主人公とステータスが(たぶん)同じだ(というかキャラクターのステータスというものが個別に設定されていない?)し、ヒロインはセクシーというか可憐な少女だ。実際仲間が三人いることと、主人公側が圧されているのは合致している。さらに言うと永井豪さんのイラストが出てくるのはここだけで、本編では前述したように初代○ンダムのようなグラフィックである。そもそもこの作品はパソコンゲーム「地球戦士ライーザ」のリメイクであり、順当に考えればこのゲームに永井豪さんのイラストがついていることそれ自体が、プレイヤーに誤解をさせることは重々わかっていたと思われる。しかしこのミスマッチな奇妙さもなんとなくレトロっぽいというか、なんでもありだった時代というか、そんな感じがしてわたしは好きだ。ただパッケージ買いした方の中にがっかりされた方もあるかもしれないな、と思った。

 ちなみに原作のライーザについてはいい一枚絵のかわりに、とてもよくまとまったサイトを見つけたので、リンクを貼っておく。くまなく説明されているので、遊ぶ予定のある方はご注意を(「地球戦士ライーザの全て」)。

  さて、そろそろ本編に入ろう。タイトル画面は明るいとも暗いとも取れない音楽が流れ、宇宙のもつ静かで、どこまでも続いていく無限さを想起させるようなフレーズをしている。なんというか音楽自体に起伏がそこまでなく、飽きが来ないのだ。わたしは勿論宇宙に行ったことがないし、想像でしかないけれど、宇宙のもつそういったファクターをイメージして作ったのかなーとわからないなりに感じていた。

 主人公に名前をつけると落ち着いた音楽に切り替わり、まず地球の状況が地球軍総司令から説明される。 言ってしまうとしょっぱなから地球は劣勢も劣勢、絶望的である。

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 仲間の名前が「リミ」「ブルー」ときて、司令官がおおもりダイチ!お前!!この名前さがせば他にもいそうなんだけど!!!と、ゲームにはなかなかない現実的なネーミングに驚く。しかもちょっと見た目がどっかで見たことあるんだけど!?これに限らず「なんでそこをリアルにしたんだ………!?」という点がこのゲームには多い。ちなみに他の衛星には頭脳の優れた博士がいるのだがそれぞれ「ヒロキ」「セイギ」である。なぜ…苗字すらない……!

 気を取り直して説明の続きを聞く。

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 参考。1987年というのは世界人口が50億人を超えた年らしく、そのうち33億人というとだいぶ大きな被害であることは間違いない。言わずともおわかりかもしれないが、ガルムが地球人の敵である。50億を17億にできてしまうほどなので、めっちゃ強いということが伝わる。

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 木星作戦についてこれ以上言及はなされないのだが、たしかにマップには木星がない。水星や土星もないが、それより前に消えたのだろうか…。それにしても全ての戦力を喪失しているというのが、最初にして最大のピンチという感じだ。こんなにあっさり始まるというのに、こんなにも切迫したRPGを今までやったことがない。

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 そうですね…。

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 地球人すごい!でもこれ最初にやっておけばもしかして33億人助かったんじゃないの!?という野暮なよこやりは飲み込んで、そうですね…って言っとく。バリアー時間制限あるっぽいしね。

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 全戦力を失った地球の最後の希望は、人類初の、宇宙空間を跳躍可能な戦闘メカ「ライーザ」。そのパイロットがリンと相棒のブルー二人ぽっち。地球の命運は早くも彼ら二人の手の中にあるのだ。という、あまりにも大きな使命を背負って二人は宇宙空間に投げ出される。ちなみにバトルに負けるとダイチに「この緊急事態に死んでる場合じゃねえだろ(大いなる意訳)」みたいなことを言われるので、相当余裕がないことがわかる。

 ちなみにわたしはファミコンのフォントに慣れておらず「ライーグ…?ライーゲ…?ドイツ語っぽいならライーゲかな……?」とまさかの誤読をしていた。のちに本作を調べて「地球戦士ライーザ」のリメイクであることを知り「ライーザ」と知ったのだった。

 というわけで二人はライーザとともに宇宙空間へ送り出される。宇宙空間のBGMはいわゆる「宇宙探索」という感じで明るく、それでいて落ち着いている。宇宙のグラフィックはなかなかキレイだ。星や衛星も結構気合が入っている…気がする。というか大昔にスーパーファミコンで遊んだスヌーピーのゲーム(タイトルがわからない!)で出てくる宇宙とそこまで変わらない気がした。

 あとはこちらでおわかりかと思うが

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オペレーターの女の子がやたら時代の先を行っていてかわいいし、思っていたファミコンのグラフィックとだいぶ違う顔をしている。

※思っていたファミコンのグラフィック(とはいいつつ、GBA版MOTHER1+2のスクリーンショットである。ちなみにMOTHERは1989年発売なので、パソコンからのリメークであることを前提としなかったとしても、銀河の三人のグラフィックは気合が入っているような気がする。)

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あ、コンピュータードール・ミオは現在地や目的地までの距離、あとは現在の状態を教えてくれる。

  本作には2つの移動があり、一つは目的地への移動、もう一つが目的地での移動である。前者はフィールドマップ、後者が街やダンジョンマップだと思っていただければよいだろう。

 宇宙空間に放り出された二人は、地図上で目的地となる惑星や衛星、敵の基地を設定することが出来る。それを設定して「ちょうやく」というコマンドを使い目的地まで移動していく。カーソル移動と異なる、本作ならではの移動様式である。目的地までの距離は数字で表され、数字が0になると目的地に到着する。移動の途中で目的地を変えることも可能だ。一回あたりの「ちょうやく」の距離ははじめ1だが、各シェルター(ダンジョンと思っていただければよい)にある「ブースター」を拾うことで最終的に1~8の中から自由に選べるようになり、調節して進むことができる。また距離が3以上になると「ちょうやく」のたびにダメージを受け、大きくなるにつれてダメージも上がる。「ちょうやく」のあとにはランダムエンカウントがあるため、むやみに大きな距離を移動できないようになっているのがなかなかうまい仕組みだ。エンカウントがあった場合は、バトルの後に「ちょうやく」コマンドを選ぶことができる。この「ちょうやく」コマンドをうまく使えないことには、満足な宇宙歩行はできないといっても過言ではない。

 後者の移動は特に説明するまでもない、いわゆる普通の移動である。場所によっては星の表面を歩いて生息するアンドロイドと話すだけのところもあるし、買い物のみ、補給のみのところもある。シェルターを持った星は中を探索することができて、そこではアイテムがあればエンカウントもあるし、時にはイベントもある。しかしシェルターの大半は迷路のような分岐、行き止まりにアイテム、時には入り口に戻る謎のワープと、くまなく探索するのは骨が折れることが多い。

 探索を困難にする理由はそれだけではない。バトルもなかなかくせものだ。まずはフィールドとダンジョンの両方に言えることだが、エンカウントの乱数がおそらくかなり偏っている。ずっとなにもないときはいいのだが、1回1歩移動するだけでエンカウントし続けるときもある。物資の補給が決められた衛星でしかできないため、無駄な消耗は死を意味する。全滅すれば本拠地である地球にデスルーラである。そこから物資を補給し、目的地まで「ちょうやく」し、シェルターをふりだしから歩くのはなかなかつらいものがある。

 また飛ぶと悲しい+ちょっとねむいので今日はここまで。後半ではバトルの詳細、ネタバレ避けがちにシナリオ、その他気になった点について書きます。それでは。